革とカメラとコピーライターの戯言。

革とカメラと食べ歩きが好きな福岡のコピーライターが書く戯言です。

レザークラフト初心者のぼくでもできた、手縫いでステッチ(縫い目)を真っ直ぐ縫うための3つのコツ


レザークラフト・革細工をはじめて早1年。腕前なんてまだまだまだまだですが、ようやく、本当にようやくッ...!手縫いでステッチ(縫い目)真っ直ぐ縫えるようになってきました。



あ〜本当にもう、何かしら作ってはステッチガタガタで凹んでたんですが、もう自信持って言えます。



もうぼくは縫い目で尻込まない



こういうのってちょっとした気づきでスキルアップしますよね。自転車と同じで、何回も何回も練習して身体と脳裏にワザが染み付いたら、ちょっとやそっとじゃ忘れない。



というわけで今回の記事では、レザークラフト・革細工初心者の方向けに、手縫いで真っ直ぐステッチを縫い付けるための3つのコツを紹介していきます。



結構簡単です。「どうしても手縫いでステッチが真っ直ぐ縫えない」という方、ぜひお試しください。


【目次】



コツ1:ケガキで絶対に手抜きしない



ケガキとは、革、特に銀面に対して銀ペンやキリなどを用いて下書きをする作業のことを指します。これがキチンとできてないとステッチ必ず歪みます。



よほど神がかった水平感覚やゴッドアイを持つ方なら話は別かもですが、どこまでも凡夫なぼくは鍛錬するしかなくて、特にこのケガキ作業は神経使う。



ケガキを美しくするために気をつけているのは、

ーーー

  1. 革の裁断面と水平に真っ直ぐ線を引くこと
  2. 太い銀ペンは0.0ミリ単位でなんかズレるのでキリをつかって銀面にケガく

ーーー

以上の2つ。



ケガキが均整でないと全てが歪む。この辺、誤魔化しが利かないのがものづくりの醍醐味ですよね。



ちなみにぼくがケガキ用に使ってるのは、なんの変哲も無いDAISOで買った安物キリです 笑


コツ2:均一な菱目打ちを、焦らず慎重に

※上の写真、一番最後の穴がやや下にズレてる...



ケガキが綺麗にできたら、菱目打ちを使って下穴を開けていきます。ぼくは仕上がりが上品になる(なるけど縫い数増えてめっちゃ大変)2.5mm巾の2本、6本菱目打ちを愛用しています。




クラフト社 革工具 2本ヒシ目打 2.5mm 8237

クラフト社 革工具 2本ヒシ目打 2.5mm 8237


クラフト社 革工具 6本ヒシ目打 2.5mm 8247

クラフト社 革工具 6本ヒシ目打 2.5mm 8247




菱目打ちの下穴を真っ直ぐ開けるのも超大事。真っ直ぐにケガいた線の真上に、菱目打ちの先端がピッタリ合うよう慎重に穴を開けていきます。



ここで焦るとせっかく真っ直ぐケガいた線が台無しです。全てはスーッと水平線のように真っ直ぐ伸びたステッチ美を得るため、焦らずゆっくり作業していきましょう。



余談っぽくなりますが、菱目打ちを遠慮なく行うためにも作業環境大事です。特に、近所迷惑にならないよう打音を気にしすぎて打つと大抵歪みます。



音が気にならない環境下で作業する、または菱切りを使って丁寧にひとつずつ下穴を開けるなどで工夫する他ないですよね...ああ、工房欲しい。


※菱切りで音を立てずに下穴を開ける方法はまた別の記事にまとめます



協進エル プロ菱ギリ 中 1153210-02 53210-02

協進エル プロ菱ギリ 中 1153210-02 53210-02


協進エル プロ菱ギリ 細 1153210-01 53210-01

協進エル プロ菱ギリ 細 1153210-01 53210-01



コツ3:菱目打ち穴の「左下」と床面からの縫いを同じパターンで淡々とリズムよく縫う



一番大事なポイントです。ここのコツが分かって、美しい真っ直ぐな縫い目を得ることができました。



コツ2までで、真っ直ぐなケガキと、それを元にした均一な菱目打ち下穴ができているはず。これを無駄にしないなめらかな縫いが求められます。



まず、菱目打ちの穴の形から分析していきましょう。



ヨーロッパ目打ちの場合若干形が異なりますが、ここでは一般的な菱目打ちを例に挙げて考えます。





ご覧の通り、菱目打ちという名前がついてるくらいですから、よっぽど先端が刃こぼれしている場合などを除き、菱目打ちのあとはキレイな菱型になります。





この菱目を活かすことで、真っ直ぐなステッチ縫いが可能になります。具体的には菱目型の「左下角」を活かす縫い方です。



まずは銀面から。左→右に縫っていくパターンです。5段階に分けて説明します。


↑この写真のように

↑菱目穴の左下角に針を入れ

↑ 床面まで貫通させたら、これまた左下角にステッチをキュッと絞るように縫います


↑床面から縫う際のポイントは、ふたつ露出した針のうち、どちらの針と糸を菱目穴に対して上に持っていくかを決め、最後までそのルールを貫徹することです

↑ぼくは進行方向に対して手前の針を上に持ってきて、進行方向先で待ちぼうけ喰らってる針をしたにだらんと垂らした状態で床面側を縫います



すると大体こんな感じでステッチ真っ直ぐになります。


【銀面】


【床面】



④、⑤の段階、床面の左右どちらかの針をどう縫っていくかを適当にすると、それはまあ見事なガタガタステッチになります、そう、こんな風に。



↑今も愛用してる水牛のキーホルダー。ステッチやばい(^_^;)


ステッチ縫ってる様子、見苦しいですけど動画で撮ってみました。ぜひご参考に。


【縫ってる様子】


【縫い終わり】




真っ直ぐ縫えるようになると制作モチベーションが7倍増しになる


なにかを作るとき、モチベーションってとっても大切ですよね。レザークラフトはじめたばかりの時はなに作っても微妙な出来だしステッチガタガタだしステッチ歪んでるしステッチ破茶滅茶だったし散々でした。



ヤル気失せるときも多々あります。でも、この方法である程度ステッチ真っ直ぐ縫えるようになって、制作に対するモチベーションが爆増してます。



自信は意欲を掻き立てますね( ^ω^)



腕はまだまだですが、こだわりを持って制作に励んでいこうと思います。



おしまい。